思った通り、子供達が時折立ち寄り、「入っていいよ!」と声をかけられると皆嬉しそうに入って、しばらく探検して遊んでいきました。
ヨモギや葛など草木で染めた「綿」の糸をたてにして、よこに、木の枝や葉っぱを織り込んで、それを糊で固めて形作った作品を「ゆりかご」のあちこちに飾ってあります。う~ん!こういうイメージだったのね!!蔓(くず)のゆりかごに、とてもよくマッチしています。
某美術大学のM子さんの卒業制作に、草木染めの作品を使いたい、という相談を受けて、今一緒に染めている糸です。4メートルくらいの大きさの球体を蔓で編んでいるそうで、それに装飾する、というワクワクするような作品です。コットンのテープ状の糸を、葛(くず)の葉で染めました。上から、鉄媒染、銅媒染、アルミ媒染。
玉ねぎの皮で染めました。上から、銅媒染、アルミ媒染。
ヨモギの葉で染めました。上から、鉄媒染、銅媒染、アルミ媒染。綿の糸は染まりにくく、おまけにテープ状の糸なので、ちょっと大変。アルカリ抽出で緑色を抽出して銅媒染しています。(でも、思ったほど緑にならない・・・)
草木染めの師匠と一緒に、神奈川県の山裾に茜の根を掘りに行って来ました。赤い色を染めるために、古代から使われている染材料です。
茜の蔓(つる)をたどって行って根を見ると、赤い色をしています。根をなるべく切らないように、周りの土を掘り起こしてとるのですが、これがなかなか重労働です。
これは師匠の畑に植えていた茜です。ふかふかの土で育った茜の根は、大きくて素晴らしい!しかし、赤色を染めるためには被染物の1000%の根が必要だそうで!!本当に、日本の茜で赤を染めるというのは、贅沢なことなのですね・・・。
葛の葉の緑染めをしました。(写真の日付けを見ると、9月17日でしたが)山地、土手や空き地、線路脇など、あちこちで見られる多年草です。根で葛粉をとり、風邪薬の「カッコントウ」の材料にもなります。冬には葉が枯れるので、今せっせと緑染めをしています。玉川上水道でこれを採っていると、「あら、ウサギを飼っているの?」と言われました。ウサギの好物なのでしょうか?
向かって左が水で抽出して銅媒染したもの。右がアルカリ抽出して銅媒染したもの。糸はシルクです。